毛穴の大小には遺伝的な素因が大きく関係していますが、さらに加齢によって肌のコラーゲンが減ってくると、毛穴がゆるんで広がります。これを「たるみ毛穴」と言います。この「たるみ毛穴」同士がつながるようにして、シワができるのです。たるみ毛穴治療のためには、真皮のコラーゲンを増やして、毛穴のゆるみを防ぐことが必要です。

そのために試したいのがピーリングです。いろいろなピーリング化粧品が市販されていますが、乳液かジェルタイプのものがおススメです。ふき取るものやスクラブ、ゴマージュ(消しゴムカスのようにこすって取るもの)は、肌の刺激になることがあります。毛穴治療には、真皮のコラーゲンに作用するレチノール化粧品も効果があります。

効きすぎると肌がカサカサしてしまうこともありますが、使っているうちに慣れてくる場合が多いようです。レチノール自体はビタミンAの一種で人体にも存在するものなので、基本的には万人が使えるはずです。また、ビタミンCもコラーゲンを増やす作用と、若干の皮脂抑制作用ががあります。肌への浸透力を高めたビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルなど)を含む化粧品を使ってみるとよいでしょう。

同じくビタミンCイオン導入器を使った毛穴治療も有効です。また、毛穴の黒ずみを防ぐには、角質のタンパク質を分解する酵素洗顔料が有効です。通常の洗顔料は皮脂を分解して落とすものですが、酵素洗顔料はタンパク分解酵素の力で、余分な角質を取り除くことができるのです。

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